伐採工事も無事に終わり3月23日、地鎮祭を執り行いました。
青竹を建て、祭壇を用意し神饌物をお供えし、この土地の神様に
祝詞をあげお祓いして清め、土地を使わせて頂く許しを得るのと、
工事の無事と家の繁栄を、参列された業者様と共に祈願しました。
![DSC07657](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07657-360x270.jpg)
地鎮祭が終わると早速、繁工務店の西村さんと遣り方を出す。
遣り方では、建物よりもひと回り大きく囲い、位置と高さを
横貫に記していき、これが建物の基準となっていきます。
![DSC07680](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07680-360x270.jpg)
更に雪解けを待ち3月27日より根伐り工事を始めました。
![DSC07775](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07775-360x270.jpg)
根堀りをすると、くっきりと地盤状況が現れました。
この地盤は大きく5つの層に分かれています。現在の土壌と
その下に火山噴火により堆積された火山砂利、その下にはそれ
以前の土壌、さらに下に比較的に締まった火山砂利、一番下に
赤茶色の密実な火山灰の層があります。今回はこの赤茶の層が
主な支持地盤になります。
![DSC07815](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07815-360x270.jpg)
根堀り底も転圧をし、その上に切込砕石を敷き転圧して行きます。
一番奥の低い部分は、支持層に届くように深基礎にする為に、
根堀り底を一段深くしていきます。
![DSC07822](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07822-360x270.jpg)
なんとか一日目で切込砕石地業まで終了。
![DSC07829](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC078291-360x270.jpg)
そしていよいよ、土壌蓄熱暖房のサーマスラブを敷く工事が
始まります。この暖房は基礎や土間の下に暖房パネルを埋込み、
深夜の安価な電気を使って夜間のみ通電し、家の下全体の土壌と、
上に敷く土間に蓄熱させ、その輻射熱が家全体を暖めてくれます。
暖房器具も室内には出て来ないので場所も取らず安全であり、
蓄熱体が大きいので、停電になっても2日位は暖かいのが続き、
また、構造もシンプルなので半永久ノーメンテナンスになります。
まずは根掘り底をしっかり転圧して砂を敷きます。
![DSC07836](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07836-360x270.jpg)
砂の上にサーマスラブのパネルを割り付け通りに並べていきます。
![DSC07854](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07854-360x270.jpg)
パネルに張り巡らされた電熱線を回路ごとに結線してゆく。
![DSC07860](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07860-360x270.jpg)
しっかり結束されているか確認してから 、ジョイントboxの中に
漏水しないようにコーキングを詰めフタをして完了。
![DSC07878](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC078781-360x270.jpg)
![DSC07881](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07881-360x270.jpg)
今回入ったサーマスラブは、主に水回りのピット下に入る部分。
お風呂や脱衣場もムラ無く輻射で暖かくなるのが 最大の特徴。
そして、地鎮祭の際に神主さまより頂いた奉鎮を、一番下で
建物を支えてくれるよう地鎮祭の方角に合わせ埋納する。
![DSC07885](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07885-360x270.jpg)
サーマスラブの上には、パネルの保護に砂を10㎝載せてから
切込砕石を敷き、転圧を掛けてから防湿フィルムをかけます。
![DSC07904](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07904-360x270.jpg)
そしてその後の作業精度を上げ、しっかり鉄筋のかぶり厚さを
確保する為に捨てコンクリートを打ちました。
![DSC07926](http://togashimasayuki.info/wp-content/uploads/2013/03/DSC07926-360x270.jpg)
捨てコンが打ち終わると、本格的に基礎が組上がっていきます。
つづく。