第28話:薪棚〜足場

ここ最近、常盤坂の家では天気にも恵まれ外部作業が続きました。
ずっと中途半端にくっ付いていた物置をいよいよ取り壊します。

▲ひとり物置解体中。こちらもトタンの下は柾葺き。
▲無事に切り離し、解体に成功。

密集地域に置いては特に、減築することで光や風を取り込める。
光や風が取り込めると、建物のコンディションも上がるので更に
長持ちが期待できる。

▲通り庭には午前中は光が差し込み、格段に明るくなった。

物置を解体した事で、狭かった坪庭が少し広くなりました。
下写真の右敷地境界付近の石垣は、土に埋まり酷い状態だったので
一度、石積みをバラし周囲の土を取り去り再度積み直す。

▲右手前は昔の便槽。基礎の解体はキツいので残す事に。
▲坪庭は物置の解体材料などが山のように溜まっている。

とにかく、解体材料が増えたので境界部分に、薪棚を作ることに。
もちろん材料も解体材料。手前の柱はなんとヒバ。贅沢な薪棚。

▲先日、近所の解体現場から担いで持ってきた解体材料で。

とっても簡単に作っているので、決してマネしないように。

▲壁にも解体した板を横羽目空かし張り。風通し良く。

薪棚の屋根はまだ右に延びていく予定なのですが、今回は半分まで。
積めばアッという間にいっぱいに。

▲薪棚というより、最初は解体材の仮置場。

さて日曜日の午後、また田仲くんがお手伝いに来てくれた。
常盤坂の家の中も、物で溢れ返ってきたので隣り近所の方に
使ってない車庫を少しお借りし、物を一時移動させてもらう。

▲とくに建具が多い。2階から全部降ろしてもらう。

建具だけでもかなりの枚数。近所の解体現場から貰ってきた梁や、
常盤坂の家の壁から剥がした秋田杉の板など移動。

▲借りた車庫の中。こちらもアッという間にいっぱいに。

お陰様で現場は、とてもスッキリしました。
そして、今週から外部に足場を組みました。足場屋さんは忙しく
来られなかったので、大工さんに足場をお願いすることに。

▲隣りの家とは60センチ位しか隙間が無い。

狭過ぎて普通の足場は入らないので、単管を組まないとならない。
困った時の繁さん(繁工務店)!常盤坂の家の一番最初の時から
いろいろと助けてもらっている親方です。

▲さすがは繁さん。器用に足場を組んで行きます。
▲狭いところに見事に足場が掛かりました。

そして、いよいよ南側の壁と屋根の補強&補修作業にはいります。

▲2階の出窓を解体する。

さぁ大仕事がまた始まります。

つづく。