SMALL TOWN HOSTEL HAKODATE

「大三坂ビルヂング」の裏手に併設されていた住居棟をリノベーションした「SMALL TOWN HOSTEL HAKODATE」は旅人と地域を繋げたいと、これまで「函館移住計画」を行ってきた箱バル不動産で運営するゲストハウス。旅人には移住予備軍が多く、そのサポートも行っていく。工事中に行ったクラウドファンディングでは多くの方から支援が寄せられた。内装や家具には道南スギや地域の様々な解体現場で引き継いできた古材や古い建具や古民具を再利用して作っている。DIYサポーターを募集して約100人に上る人が参加しみんなの手仕事の跡が残る温かな空間になった。宿にはファイヤピット大石さんがレンガを手積みで作った蓄熱式薪ストーブがあり、11月25日火入れ式を行った。この日は幕末の函館で試作された日本最初の薪ストーブに火が入れられた日。復元したストーブが高田屋嘉平資料館にあり住民有志の間で毎年火入れ式が行われてきた。宿のコンセプトが「暮らしを見つける宿」とあって、函館の冬の暮らしを支えてきた火を分けてもらい灯した。函館西部地区を丸ごと感じてもらいたいと地域のおすすめなどを紹介している。定員13名の小さな宿なので貸切にも対応し地域の人にも利用してもらいたい。
SMALL TOWN HOSTEL HAKODATE