4月の陽気なある日、近所を散歩をしていたら、解体に差し掛かっていた平家の菜園付きの可愛らしい家と出会った加藤くん。思わず看板に書いてあった管理会社に電話をし「解体しないで売ってくれないか」と伝えたという。。。そんな熱気冷めやらぬ状態で相談いただいた。
そして所有者に熱意も通じ、解体ではなく建物を活かしてくれる加藤くんが築約60年のこの家を買うことになった。契約も済まないうちから、コツコツ自分でDIYによる内装の解体作業が始まり、ゴールデンウィーク中にはパレットで資材置き場まで出来上がり、友人伝に廃業する建築屋さんから使える資材をもらってきたり、奥さんの実家の軽トラを完成まで借りてきたり準備万端。ようやく大工さんが入って本格的な工事が始まった。と言っても決済の1週間前。どんどん先走ってことは進んでゆく加藤くんのリノベーション。
床壁天井に断熱を施して窓を変え、梁も見たい。薪ストーブ必須!それと波乗りをするので、外から直接お風呂に行けたらいいという、あと出来ることは自分でやるというご要望。工事をしながら間取りも変わったりの分離発注によるハーフビルドの家づくり。相談から着工まで最短プロジェクト。