北海道の南西部に位置する島牧村は日本海に面し、大半がブナの原生林に覆われた自然豊かな土地が広がる。
この豊かな自然の恵みと、厳しい自然環境が同居するこの土地で、風力と太陽光によるオフグリッド自家発電を
生活に取り入れ、自然農の畑をつくり持続可能な暮らしを追求しながら家具作家として生活してきた吉澤くん。
ここで生まれ育ち父から受け継いだこの家は、1993年の北海道南西沖地震による津波でも半壊していた。
そんな彼の家が9月下旬、漏電による火事に見舞われ半焼する。長く厳しい冬の訪れを前に再建が急がれた。
10月中旬から始まった再建計画。ローコストに且つ早く、あるものを活用ながらのサスティナブルな家造り。
以前からのオフグリッド自家発電、薪ストーブに、念願の薪ボイラーを加え、古紙リサイクルの断熱材による
断熱改修と耐震補強。そして家具作家でもある吉澤くんが道産広葉樹の端材を再利用し床に加工し敷いていた
フローリングを敷き、壁には父が経営するユースホステルに使った漆喰を塗り、天井には以前の壁や天井板を
焦げた面裏にして仕立て直し、一番焼けてしまった屋根はフラットルーフに掛けかえ、、、 といった、
このリノベーションをキッカケに、吉澤くんも温めていたアイデアが次々湧いてきます。
11月に入りバタバタと着工。外部だけ大工さんに手を借りながら分離分割発注でハーフセルフビルドでの
再建リノベーションがスタート!
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