第24話:春風

春らしい日が続き、常盤坂の家の陽の当たらない坪庭に
最後まで残っていた雪の塊も、 ようやく無くなりました。
陽の当たる家の前はポカポカと暖かいのですが、陽の当たらない
家の中は寒く、休憩中はまだ薪ストーブを付けています。

玄関の周りの壁を張ると、だいぶスッキリとしてきました。
玄関の左が打合せスペース、入って正面は坪庭へとまっすぐ
延びる通り庭という空間にして、光と風の通り道になります。
今はまだ奥に物置があり、光や風が抜けませんが、もう少しで
奥は解体し減築していきます。

▲玄関の原形ができました。新旧がハッキリ分かります。

階段の脇の袖壁は、新たに構造上重要な耐力壁になりました。

▲階段の取り付く外壁側の壁のみ、この家で唯一いじらずに残します。

奥の和室だった所と廊下だった所の間は、減築するので外壁に
なります。こちらもしっかりと断熱材を充填し壁を張ります。

▲隙間無く、フカフカになるように丁寧に断熱材を入れる。
▲この耐力壁の裏から外になる。右の入り口は壁だった部分。

春らしい風が吹いていたので、昨年末以来、開かずの窓だった
坪庭側の窓を開け、常盤坂の家には心地よい春風が通りました。

▲窓が開くだけで、こんなに心地が良いなんて。。。

奥の物置を解体する段取りをするのに、坪庭への通り道を確保。

▲奥の左側が坪庭の入り口で、今度は手前が入り口になる。

そして、久しぶりに雪が解けた坪庭へ。昨年末に、頑張って
50センチ掘り下げた爪痕がそのまま出て来ました。懐かしい。

▲左手前の凹みに大きな梅の木が植わっていた。

物置に貯めていた石ころや、梅の木の切り株などを片付ける。
気持ちが良いついでに、梅の木の薪割りをした。コブが多く、
捻れながら成長したので、かなりの難敵でした。。。

▲ヘルニアの腰には響くが、気持ちの良い汗を流した。

つづく