雪ニモマケズ、蟻ニモマケズ、、、
ソウイウモノニワタシハナリタイ。
12日の積雪で函館は79センチという記録的な積雪になっている。
雪の影響でドアが開かなくなったり、落雪が危険だったり、影響も
いろいろと出てくる。先日も、坪庭には裏の家の屋根の雪が一気に
轟音とともに落ちてきたり、危険な日々が続いている。
そろそろ、坪庭も雪掻きをしないとガラスまで割れてしまう。
そして、蟻の駆除材も凍結しないよう梱包され現場に届いた。
まずは、サンプルとして飼っている蟻に 効き目をテストする。
0度を下回ると、蟻は半分仮死状態にななっているので、
見た目では死んでいるが、ストーブで暖めるとムクムクと
起き上がり動き出す。そこへ少量の液を垂らしてみると、
すぐに動けなくなり、ひっくり返った。即効性もあるよう。
効き目も確認し、残した古い土台に深さ10センチの小さな穴を
等間隔で開けていく。
下の写真のような染み出し方の部分は、空洞になっていて蟻道に
なっていた可能性がある部分。こちらも入念に注入。
土台と共に、柱の付け根、外壁の下地にも注入し、土台の周りの
基礎には散布していく。新しい土台にも敷き納めた後に塗布する。
ひとまずは、これで何とか食い止める事ができる。
あとは、土台が湿気ないような環境を作っていく事が大事になる。
そして腐れの入った土台はどんどん薪として炊いていた。
表面だけ腐った物は、その部分だけ切り落とし製材してまた使う。
内部まで腐れが入ったものは使えないが、ただ薪にするのも
もったいないので、もうちょっと頑張ってもらう事に。
下の写真は、それこそ蟻掛けという扇型の仕口をもった土台。
こちらを、同じ長さで切り揃える。
用意するのは、薪にする腐った土台、ボロボロの亜鉛鉄板、
解体材から抜いた錆び付いた釘。
ジャーン!薪スツールを作ってみました。
木は家を作る資源であり、暖をとる燃料であり、何にでもその姿を
変えます。ただ薪として待っている薪も束にするとスツールになる。
ちょうど、来客も増えていたので、これでみんなで薪ストーブも
囲めて一石二鳥! せっかくの土台を切るのをタメラっていたが、
心置きなく切れるようになりました。 腐っても木は素晴らしい!
さぁて、遊んでいる場合ではありません。
ひとり壁等の解体を進めていきます。
雪ニモマケズ/蟻ニモマケズ つづきます。