昨年末完成した、函館視覚障害者センターの『茶の間』でお披露目会を兼ね行なった
米ぬかで床磨きと、地元学生さんと視覚障害センターあんまクラブの交流会の様子が、
北海道新聞の 地域情報版「みなみ風」に登載されました。
利用者目線とは全く掛け離れた箱もの建築が多い公共施設の中、国立の施設でもある
函館視覚障害センター稲葉さん等が主導し、感覚の敏感な利用者さんの安心や安全を
第一に考え進められました。地元北海道の無垢の木材を低温乾燥したものを主体に、
素材の香りや手触り、足触りで視覚以外の五感も使って味わえる空間を目指しました。
公共施設での木材の利用推進がこれから進められていく上で、先導的なプロジェクト
になれればと思います。また、利用者にとっても、地域住民にとっても、自分の家の
茶の間のように安心して気軽に使っていける『茶の間』になればと願います。