気がつけば、早いもので10月も第1週目が過ぎていました。。。
常盤坂の家、とてもとても難航しております(汗)
家型の壁・天井という外枠が出来たら、次は間柱を建て間仕切り
を組みます。 間仕切りも当然、家型。これが素人には難しい。
お風呂の間仕切りは特に気密が要求されるので、下地を打つ前に
両面の防水テープを張ってから、壁に下地を打ち付けます。
浴室と寝室の間仕切りは、浴室からの天窓の光りを寝室にも
取り込む為、大きな開口部をつくる。
明かり取りは、光りを切り取るように少しエッジを効かせる。
和室に付いていた本長押を再利用し、開口部の枠下地に使う。
そして次の日、常盤坂の家には再び助っ人が来てくれました。
内装の得意な岩本先生には、家型と寄せ棟の境野になる間仕切りの
構造用合板を張ってもらいました。
家型部分は狭い場所で、勾配や障害物があり一発で形を合わせて
張るのはとても難しい場所だったのですが、さすが岩本先生!
難易度の高い場所を上手く張っていただきました。
岩本先生、遅くまでお付き合い頂きありがとうございました!
お陰様で家型と寄せ棟部分が間仕切られ、その屋根の形で2階に
性格の異なる2つの空間が生み出しました。
そしていよいよ、浴室の下地組みも終え間仕切っていきます。
構造用合板で壁を固めていき、捨てコーキングを打ちます。
構造用合板で固めた上に、耐水合板を重ね張りしていきます。
浴室はこの上にウレタン防水を巻きます。
反対側の天窓の下が浴槽になります。とても天井が低いので
天窓の真ん中で丁度、頭が窓下にハマるようになっています。
あとは給水管を壁出しすれば、残りを張り防水下地になる。
寝室側の光りを切り取る窓は、エッジを効かせるのに切り口も
少しだけ斜めにして張る。勾配は約3.3分勾配。
そして、岩本先生に張ってもらった手前の壁を張っていく。
そして、なんとか家型部分の合板を張り終え間仕切りが完成。
天井の高い寄せ棟部分と、天井の低い家型部分の間にトンネル状の
通路を挟む事で、寄せ棟の高い天井は強調され、家型の低い天井は
緩和される。パブリックとプライベートの緩衝空間になる。
茶室で言えば露地のような、こうした気持ちを切り替える為の
緩衝空間は設計する上でとても意識するところ。
さて、ステージはいよいよ大場、寄せ棟へと移ります。
つづく。。。