函館はお盆を過ぎ、トンボの姿を見かけるようになりました。
アッという間に秋はすぐ足元まで来ております。
1階イナゴ天井の復元を終え、続いて2階の床を張る前に
天井裏に防湿フィルムを敷き断熱材を載せていきます。
断熱材を載せ、床に構造用合板を敷いてゆく。こうして水平構面を
固め構造補強する事で、捻れるような横揺れに強くなる。
ようやくLDKになる2階床の半分の下地ができ足元が固まる。
もう半分の床に取り掛かる前に 、こちらLDKの残った壁・天井を
ほぐしてゆきます。 1階のイナゴ天井は復元し保存しましたが、
2階は既存の天井を綺麗に取り、今度は屋根なりに天井を斜めに
断熱材と共に張り、小屋組を現しにしていきます。
小屋組が見えてきました。瓦屋根ではないので、太鼓梁は少々
細いのですが、渡り腮工法で組んでいる姿はやはり豪快です。
天井裏と言えば、棟札を期待しましたが、、、
らしき物が出てきました。表には何も書いていません。
一体何だったんだろうとお向かいさんに聞いてみると、元は
半紙の両脇には紙垂(しで)というヒラヒラしたのが付いていて
地鎮祭や建前の時に、安全祈願して供えていたものではないかと。
こちらは、お炊き上げしてきたほうがいいのでしょうか。。。
こちらは取りあえず元の位置に戻しておき、小壁などもほぐす。
そして、壁・天井のほぐしが完了し、小屋組の全貌があらわに。
ほぐした材料は釘を抜き、しっかりまとめていきます。
つづく。