弁天蔵リノベーション

蔵に暮らすリノベーション
明治40年に建てられた土蔵。前所有者はこの場所で終戦後に古物商とパチンコ屋「寿」を営み平成5年に閉店した。蔵の左に連なっていた木造2階の店舗を先に取り壊した。土壁の大部分は崩れ落ちサイディングに覆われ、内壁の漆喰も大半が土壁とともに崩落し部分的にトタンで押さえてられていた。柱や梁の一部は朽ちているが、骨組みは未だしっかりしている。2016年に明治の店蔵をリノベさせていただいた向かいのワインショップ和田商店さんのご紹介で箱バル不動産で一昨年より活用者を探していた。山登りの好きな施主に出会い、蔵に暮らすという冒険が始まった。水道などは新たに引き込まなければならない。奥の側面に玄関を設け、一階には趣味のアウトドアなどのストックスペースと、正面入り口側のもう半分は当面は私設のギャラリーを設ける。二階に暮らすために最低限の断熱を施し、迫力の小屋組を活かしたワンルーム空間へとリノベーションが始まりました。